農と食のこと

ナバナの栽培とオススメの農薬・肥料

特徴

 ナバナは、アブラナ科アブラナ属の植物で、地中海沿岸が原産地とされ、日本国内では弥生時代に中国から渡来し、日本全国に広がったといわれています。
 『菜の花(なのはな)』や『花菜(はなな)』とも呼ばれており、若い花茎や葉、つぼみをおひたしやからしあえ、お吸い物、パスタなどさまざまな料理に活用できるほか、お正月のおせち料理やお節句などの祝い料理に使われています。
 ナバナは栄養価がとても高い緑黄色野菜で、開花する前のつぼみの状態で収穫すると苦味が少なく、柔らかくておいしく食べることができます。取り遅れて花が咲いても、黄色いナバナは観賞用としても十分楽しむことができます。

品種選び

播種時期 9月~10月
収穫時期 12月~3月
連作障害 あり

 ※ナバナには食用菜花と小松菜やハクサイなどの抽苔(とう立)したつぼみを食用するものがあります。特に、小松菜やハクサイのアブラナ科植物の場合、農薬基準が異なることがあるため注意が必要です。菜花は連作障害を起こすため、アブラナ科野菜を栽培した土壌では、1~2年の輪作を心掛けましょう。

栽培の注意点

 ナバナは、寒さに強く比較的病気に強い植物ですが、雨が続くと、白さび病やべと病などに感染する可能性があります。
 また、秋の育ちざかりの頃の葉は柔らかく害虫に狙われやすいので、注意が必要です。発生しやすい害虫は、アブラナ科共通のアブラムシ、アオムシ、ヨトウムシなどです。播種(はしゅ)直後から、防虫ネットを使用し早めに予防対策をすることも大切です。

営農ポイント!
  • 日当たりと水はけの良い環境で育てると、病気の予防になります。

オススメの農薬・肥料

 播種時や育苗中には、下記の農薬をお勧めします。使い方をしっかり守り、使用して下さい

アファーム乳剤(殺虫剤)

 アオムシやヨトウムシに効果があります。

スタークル顆粒水溶剤(殺虫剤)

 噴霧器にて散布して下さい。アブラムシに効果があります。

ランマンフロアブル(殺菌剤)

 白さび病に効果があります。

スタークル粒剤(殺虫剤)

 播種時に使用して下さい。アブラムシに効果があります。

JA町田市オリジナル配合 匠 注目!

 野菜全般の元肥に!

JA町田市オリジナル配合 完熟有機たい肥 注目!

 土づくりに最適です。

 詳しくは、各支店経済課または、経済センター営農支援課までお問い合わせ下さい。