農と食のこと

キャベツの病害虫防除について

 近年、高温等の影響もあり、アオムシやヨトウガ等の害虫による被害が増加傾向となっており、今回はキャベツの害虫に対する防除をご紹介します。

【早期発見で早期対処】

 ふだんからよく観察し、早く異変に気付くことが重要です。病気にしても害虫被害にしても、早期に発見できれば罹病した葉を取り除く、産み付けられた卵を葉ごと取り除くといった簡単な対処で被害を抑えられることもあります。
 農薬を使う場合も、発生初期に適切に散布することで、高い効果が得られます。

【主な病害虫】

モンシロチョウ(アオムシ)

 成虫のモンシロチョウが飛来し、葉裏に産卵。孵(ふ)化した幼虫が葉を食害する。成熟するにつれて食欲旺盛になり、放置すると株が丸裸になる。

[防除]

〈農薬〉
アディオン乳剤、アファーム乳剤、グレーシア乳剤、プレバソンフロアブル5などで、葉裏まで丁寧に使用する。

〈発生盛期〉
5月中旬~7月下旬・10月中旬~11月中旬

ヨトウガ(ヨトウムシ)

 成虫が飛来して葉裏に塊で産卵。孵化した幼虫が葉を食害する。幼虫は、はじめは葉裏で群れて食害するが、しだいに分散し老齢になると昼間は土の中や落ち葉の下、葉の陰に隠れ、夜間に食害する。

[防除]

〈農薬〉
アディオン乳剤、アファーム乳剤、グレーシア乳剤、プレバソンフロアブル5などを使用する。

〈発生盛期〉
6月上旬~6月下旬・10月中旬~11月中旬

アブラムシ類

2mmほどの小さな虫が、葉裏や新芽について吸汁し、生育を阻害する。すす病を誘発したり、ウイルス病を媒介したりすることもある。

[防除]

〈農薬〉
アディオン乳剤などを使用する。

〈発生盛期〉
6月上旬~7月中旬・11月上旬~11月中旬

【対策】

防虫ネットなどで予防

 害虫の被害を予防するため、キャベツの植え付けをしたら、なるべく早めに防虫ネットを掛けましょう。土との間に隙間ができないように注意してください。また、アブラムシに関しては、キラキラしたものを嫌うので、防虫ネットの他に反射光テープなどを使用すると良いです。

農薬を効果的に使う

 農薬をローテーションして使用することで効果が得られます。

【農薬ローテーション(参考例)】

プレバソンフロアブル5→アディオン乳剤→アファーム乳剤→グレーシア乳剤

 農薬を使用する時は、同じ系統区分の薬剤を散布しても抵抗がついて効きが悪くなるので、系統区分の違う農薬を散布することで効果がある

【おすすめの農薬】

グレーシア乳剤:250ml 6,600円(税込)
プレバソンフロアブル5:250ml 4,700円(税込)