営農情報

白菜、ブロッコリー、キャベツ等にオススメ薬剤と混合たい肥複合肥料

殺虫剤に展着剤を使用することで防除力がアップします。
また、新カテゴリーの肥料を使って楽に土づくりができる方法を紹介します。

【オススメ薬剤】

 害虫を防ぐにあたり、物理的防除という方法があります。防虫ネットを被覆することで、農薬の使用を抑えられますが、広範囲の圃場の場合、導入コストと設置に時間がかかります。また、ネット内に害虫が入り、防虫ネットの効果が十分に得られなかったという経験もあるかと思います。そのような場合、当JAがオススメする農薬を使用してみてはいかがでしょうか?
*農薬の適用品目などは令和7年9月1日付のものです。

<殺虫剤>プレバソンフロアブル5

4,700円(250ml)
 一般的に定植当日の灌注処理でハイマダラノメイガ(シンクイムシ)やヨトウムシ、アオムシ等の防除を行いますが、生育期においても使用が可能で【灌注+茎葉散布(生育後期)】の組み合わせでチョウ目害虫を防除する方法としてオススメです。また、浸透性に優れているので、薬液のかかりにくい葉裏から食害する害虫にも効果が期待できます。 ※抵抗性回避のため系統の違う殺虫剤とのローテーション防除を行う

<殺虫剤>ディアナSC

3,340円(100ml)
 収穫前日まで使用できるのが特徴です。また、幅広い害虫(チョウ目、アザミウマ目、ハエ目等)に防除効果を発揮し、発生初期から幼虫主体の時期にかけ切ることで、被害・増殖を抑制します。また、本剤散布の前後にプレバソンフロアブル5を散布することで相乗効果が得られます。

<展着剤>まくぴか

880円(100ml)
 展着剤を使用することで濡れが広がって均一処理ができるため、薬剤の効果アップが見込めます。水のみの場合と比較して、11~23倍の効果が確認できた例もあります。農薬散布回数には限りがあるので、大切な1回を効果的に行いましょう。

【春先用の土づくりに 混合たい肥複合肥料】

 2012年の肥料取締法改正で規格が設けられ、家畜ふん堆肥と化学肥料などを混合・造粒した普通肥料として製造・販売が可能になりました。当JAで扱っている主な商品を紹介します。

エコレットシリーズ(1袋20kg)

808や866が主流で商品によって圃場に合わせた施肥がしやすいのが特徴です。なお、この2種は豚ぷん堆肥を約50%配合しています。808は穏やかな肥効で生育が安定し、品質も揃いやすく、また、866は春どり大根、初夏どり大根の元肥に、また、きゅうり、ナス、トマトなどの夏野菜の元肥にもおすすめです。

●エコレット808(20kg)
店頭価格 2,830円
配達価格 3,130円

●エコレット866(20kg)
店頭価格 3,030円
配達価格 3,330円

農家想い454(1袋10kg)

土づくり効果から微量要素補給、基肥まで、畑地におけるすべての要素を兼ね備えたオールインワン肥料(堆肥と有機・化成肥料が一つになっている)です。腐食酸入りで堆肥の省力施用が可能になります。堆肥と化成肥料の一粒化により、肥効・利用率が向上し、作物の安定生産に貢献します。100m2(約30坪)あたり、10~20kg程度が目安。ペレット状で撒きやすいのも特徴の一つです。

●農家想い454(10kg)
店頭価格 2,490円
配達価格 2,790円

*価格は7年9月1日時点